SAKAI. 08.2016
準防火地域に指定された19坪の敷地に建つ住宅です。外周部に防火壁を設け、壁に対して床を45度回転させることで、4つの外部が生まれる構成としました。
防火壁は構造壁としても利用し、360度開口を設けることで外部と一体化させています。
また、地域に開くスペースと、プライバシーを確保した上で開放的に生活出来るスペースを作ることで、様々なライフスタイルに対応出来しながら、希薄化しつつある地域との関係性を見直す計画としました。
また、4つの庭は拡散光を利用したライトウェルとし、常時柔らかい自然光を内部に取り込みました。夜間も4つの外部に間接照明を設け、昼夜通してライトウェルから心地よい光に包まれる住まいとなりました。
また、1Fではそれぞれの庭が「迎える庭」「憩いの庭」「お風呂の庭」「車の庭」といった用途を持ちたせることで、敷地全体を有効に利用する計画となっています。