HYOGO. 11.2020
山間に集まった集落に位置する角地での住宅の計画。クライアントは将来店舗兼住宅を見据えた住まいを希望された。
住まいと店舗を併設する場合エリア分けが明確になる事が多いが、本計画ではエリア分けを行わず、家族がくつろぐリビングやダイニング、個室などを店舗としても利用し、私生活と仕事をボーダレスで行き来出来る住まいとした。一枚の壁で建物全体を包み込むように巻き付け、一部に大きな建具を設えた事で、住み手がプライベートスペースとしてもパブリックスペースとしても自由に活用出来るように計画した。
住宅が住まいとしての機能以上にさまざまなシーンで寄り添い支えていけるような建築を目指した。